Hello Nature

Essay to say hello nature

第35回活動報告会

  • 35th Activity Report Session
  • Date and time: October 15, 2023 (Sun) 13:30-16:40
  • Host organization: Chiba JICA Senior Volunteers Association
  • Co-host: JICA Tokyo, Urayasu City International Center
  • Venue: Urayasu City International Center

会長・来賓・元会長のあいさつ・メッセージ

あいさつ
当会の中西陽典会長の開会挨拶に続き、来賓の青年海外協力隊千葉OB会の西村邦雄会長と当会の品川洋之助2代目会長が挨拶されました。また、2代目、4代目、6代目各会長からメッセージが寄せられました。
メッセージ
品川 洋之助 2代目会長 
「千葉県JICAシニアボランテイアの会20周年記念に際して」
2003年春、畏友及川淳一氏より「千葉県にJICAシニアボランテイアOB会を作ろう」との呼びかけがあり、それに呼応して同志数人が集まり創立準備に入りました。当時の千葉JICAデスク塩沢かおりさんが連絡事務、会場の準備など全面的に協力してくださった。
2003年7月5日設立総会と懇親会を開催し会員32名で発足しました。初代会長は及川淳一氏で彼は元職員であるのでJICAの内情に詳しく情報も正確でした。梅谷陽子さんが副会長となり青年協力隊OB会の「作文コンテストの選考に参加するなど連携に注力しました。小生は役員のまま同年9月家内がスリランカ・コロンボ大学の日本語教師として赴任したので同地に随伴し、2004年6月帰国しましたが、及川さんから会長就任の依頼があり、それを受けて当会2代目会長となりました。彼はJICAシニアボランテイアとしてドミニカに同年10月に赴任しました。
当会の発足当初の経緯を紹介してメッセージといたします。
津田 正臣 4代目会長 
創立20周年お慶び申し上げます。
当会は千葉県における地域住民の国際理解の推進に大きく貢献してまいりました。当会の更なる発展と皆様のご健勝を祈念しお祝い申し上げます。
三輪 達雄 6代目会長 
会の創立20周年、おめでとうございます。
JICAのシニアボランティアの定義の変更により、今後の本会の存続は厳しいものになっていくと想像されますが、今後の役員各位の創意工夫を期待します。

企画説明 登内 明 コーディネータ 「異文化社会から学ぶ」

今年度の活動報告会は、当会の創立20周年記念行事として企画されました。それにふさわしいアジア、中東、中米、南米に派遣され多くの異文化交流経験を持つ3名の講師の方々に実体験から学んだ事を話してもらい皆さんと交流しながら進めます。3名の講師は大変特徴ある経歴の持ち主ですのでご期待ください。

講演 北垣 勝之 講師 「人生は異文化と触れ合う旅」

はじめに

文化とは人の営みからしょうじたもの、異文化もあれば同文化もある、それらの事象は多様である、感性・環境・時代により変化する。

  • 異文化気づきの宝庫メキシコ – 牧場の中の国立専門技術教育機関CONALEP
    • JICAの派遣先は、牧場の中に建てられた後期中等教育の国立専門技術教育機関CONALEP。ボスはオックスフォード数学科卒Doctorで、CPはオーストラリア人。学生が学校を評価するアンケートから無作為抽出のデータ約6000件をSPSS駆使し集計分析。
    • 年一度先祖と邂逅ハロウィーン、子どもも一緒に仮装・骸骨・ピニャータ遊び、メキシコ人は家族を大事にする人たち。親日先進国メキシコの地盤は固い。
  • 髑髏(しゃれこうべ)を活かせカンボジア – キリングフィールドと地雷(ポルポト)
    • カンボジア・バッタンバンにある職業訓練所に2003年4月JICAから派遣。各地にあるキリングフィールドと地雷、ポルポト最後の拠点バッタンバンでは谷間の洞窟に骸骨堆積し周辺は地雷原。ポルポト後には国連はじめ救済援助のオンパレード。
    • 両足なくした男性が膝行しながらオートバイ修理をこなす。逆境に負けず必死に生きる人間がいた。これこそクメール再興を促す真の姿ではないか、貧困の底から立ち上がれ。
  • 無から裕を生むヨルダン – 石油は出なくても肥料は作れる
    • ヨルダン国は戦後列強のかけ引きと線引きから生じた。原油のない砂漠の中でどうやって国を興せばよいのか。日本の企業が肥料に目を付けた。鉄路が運ぶリン、カリは死海からトラックで、後は窒素を得るだけ、日ヨ合弁会社が硫安肥料を日本へ送り出す。
    • ホワイトカラーはヨルダン人だが、タイル工場はエジプト、縫製工場はバングラ、GSはイエメンの出稼ぎ労働者で国は持つ。肥料のようなモノ、出稼ぎ労働者のヒト、そして国王率先の資金集めのカネ、これら国策推進に必要な三要素が揃って無から裕を生んだヨルダン。
  • 世界融合の原点ホンコン – ‘Small is Smart’ or ‘Giant is Great’
    • 香港で最初に異文化を感じたのは使用言語である。英国統治下の香港では、仕事上の言葉は英語、日常生活上の会話は広東語が普通である。香港の中国返還から四半世紀が過ぎようとしている。金の卵を産む自由都市を専制大国が呑舟。
    • それでも中国はアジアのみならず世界を牽引する国であることに変わりはない。なぜならアジアは一つ、唇歯の国々はみな同文化圏であり、香港のような機能的な都市か、それとも事大主義専制国家か、中国は都市国家の連合体として鳥瞰すると理解しやすいだろう。
  • 「三学の戒め」とともに歩んだ異文化の旅路
    • 少にして学べば、則ち壮にして為すことあり
    •   壮にして学べば、則ち老いて衰えず
    •     老いて学べば、則ち死して朽ちず
    • 佐藤一斎「三学の戒め」、このベクトルに牽引され異文化の世界を認知・洞察・熟知へと促されてきた。昨今の世相は先の見えない世界へ?しかし人々が手を取り合い理解を深めていけば、道は開けてくるでしょう。

質疑応答の一部

  • 聴講者:異文化と同文化とありますが、同文化を感じた体験はありますか?
  • 講 師:それはやはり中国ですね。
  • 聴講者:カンボジアで障碍者の方が普通に仕事をされている、どうして日本ではないのか?
  • 講 師:家族を養わなくちゃいかんとか、そういうことがある。若いからできるということもある。若い人はみんな前向きです。悲壮感がない。貧しくてもそれが普通だと思っている。ポルポトへの恨みもない。
  • 聴講者:身体障碍者がバイク修理している、何で日本にはないか、そうじゃなくて、日本にはいろんな行政手段がある、カンボジアはそういうことが行きわたらないためじゃないですか?
  • 講 師:そうですね、日本は補助金だとかなんだとかあります、カンボジアでは補助金なんてないですよ

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